帯津メッセージ集
このページは、帯津良一が、医師として、一人の人間として、日々考えていることや思うこと、思想などを綴ったメッセージ集です。
2021年は、帯津カレンダーの当月の養生訓の解説を掲載していきます!
2月(漢方粥で食養生)
【小豆粥】
小豆は「赤小豆(せきしょうず)」と呼ばれ、漢方では解毒、排膿、利尿の目的で使用される。
小豆のビタミンB群は炭水化物の代謝をサポートし疲労回復に効果があり、食物繊維は腸内環境を整える。
小豆のポリフェノールは豆類の中で特に含有量が多く、その抗酸化作用によって老化を防止する。

1月(養生訓シリーズ13)
人の元気は、もと是天地の万物を生ずる気なり。是人心の根本なり。人、此気にあらざれば生ぜず。(養生訓、巻第一の8)
【意訳・解説】
人の元気はもとはと言えば、天地の万物を生じる気である。この気がなければ人はこの世に生をうけることが できない。
養生訓で語られる「気を養う」というのは、つまりは人体という生命場の秩序を回復させ、高めることにほかなりません。
