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NPO法人帯津良一 場の養生塾

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帯津メッセージ集

このページは、帯津良一が、医師として、一人の人間として、日々考えていることや思うこと、思想などを綴ったメッセージ集です。

2020年は、帯津カレンダーの当月の養生訓の解説を掲載していきます!

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​3月(養生訓8)

『薬をのまずして、おのずからいゆる病多し。是をしらで、みだりに薬にあてられて病をまし、みだりに薬を用て、薬にあてられて病をまし、食をさまたげ、久しくいゑずして、死にいたるも亦多し。(養生訓、巻第七の6)』

【意訳・解説】 

養生訓では、人の身体が持つ自然治癒力についても語っています。「薬を飲まなくても、自然に治る病気が多い」(巻第七の6)と述べた上で、「これを知らないでむやみに薬を使うと、薬のせいで病気をひどくし、食欲をなくして、長く治らないで、死に至ることも多い」と警告しています。益軒は自然治癒力を信じることの大切さを説いているのです。 

​1月(養生訓7)

『入門(に)曰。導引(どういん)の法は、保養中の一事也。人の心は、つねに静なるべし。身はつねに動かすべし。終日(ひねもす)安坐すれば、病生じやすし。(養生訓、巻第五の10)』

【意訳・解説】 

貝原益軒は養生訓で毎日、行うように勧めているのが「導引の法」です。明代の医師、李(り)梴(てん)の著書である『編註医学入門』を引用して、導引(*)の法は養生の一つであると言ったうえで、人の心は常に静かであるべきだが、身体は常に動かしていた方がいい、一日中、座ってばかりいると病気になりやすい、と説いています。 

(*)導引とは身体を揺り動かして、気の通り道をである経絡を伸び伸びさせること。身体を押したり、撫でたり、さすったりすることも含まれる。益軒は養生において、呼吸法と並んでこの導引を重視しました。