帯津メッセージ集

このページは、帯津良一が、医師として、一人の人間として、日々考えていることや思うこと、思想などを綴ったメッセージ集です。

2020年は、帯津カレンダーの当月の養生訓の解説を掲載していきます!

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​7月(養生訓10)

す(好)ける物は脾(ひ)胃(い)のこのむ所なれば補となる。李(り)笠(りゅう)翁(おう)も本性甚(はなはだ)すける物は、薬にあつべしといへり。尤(もっとも)此理あり。(養生訓、巻第三の32) 

【意訳・解説】 

養生訓の八巻のうち、二巻にわたって「飲食」の項目がありますが、益軒が食養生に重きを置いていたことが分かります。 

益軒は中国の食養生を読み解き、日本人にあったものを紹介しています。 

この李(り)笠(りゅう) 翁(おう)は明朝後期から清朝初期の劇作家、小説家で本名は李漁。好きなものは脾胃(消化器系)が好むものだから体の補いになり薬になる、は理に適っているが、但し食べ過ぎると体が傷つき、嫌いなものを少し食べるより悪い。好物を少し食べるなら効果があると続きます。 

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​5月(養生訓9)

人の身は父母を本(もと)とし、天地を初(はじめ)とす。天地父母のめぐみをうけて生まれ、又養われたるわが身なれば、わが私の物にあらず。(養生訓、巻第一の1) 

【意訳・解説】 

養生訓は一巻から八巻まであります。一巻と二巻の総論には養生とは何なのか、益軒が本当に言いたいことが書かれています。 生命とはわが父母からのいただきものです。その父母は、またその父母からと、生命の淵源をたどっていくと、百数十億年の宇宙の起源、ビックバンまで行き着きます。生命は「私の物」ではなく「天地のみたまもの」なのです。 

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​3月(養生訓8)

『薬をのまずして、おのずからいゆる病多し。是をしらで、みだりに薬にあてられて病をまし、みだりに薬を用て、薬にあてられて病をまし、食をさまたげ、久しくいゑずして、死にいたるも亦多し。(養生訓、巻第七の6)』

【意訳・解説】 

養生訓では、人の身体が持つ自然治癒力についても語っています。「薬を飲まなくても、自然に治る病気が多い」(巻第七の6)と述べた上で、「これを知らないでむやみに薬を使うと、薬のせいで病気をひどくし、食欲をなくして、長く治らないで、死に至ることも多い」と警告しています。益軒は自然治癒力を信じることの大切さを説いているのです。 

​1月(養生訓7)

『入門(に)曰。導引(どういん)の法は、保養中の一事也。人の心は、つねに静なるべし。身はつねに動かすべし。終日(ひねもす)安坐すれば、病生じやすし。(養生訓、巻第五の10)』

【意訳・解説】 

貝原益軒は養生訓で毎日、行うように勧めているのが「導引の法」です。明代の医師、李(り)梴(てん)の著書である『編註医学入門』を引用して、導引(*)の法は養生の一つであると言ったうえで、人の心は常に静かであるべきだが、身体は常に動かしていた方がいい、一日中、座ってばかりいると病気になりやすい、と説いています。 

(*)導引とは身体を揺り動かして、気の通り道をである経絡を伸び伸びさせること。身体を押したり、撫でたり、さすったりすることも含まれる。益軒は養生において、呼吸法と並んでこの導引を重視しました。 

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